秋田県仙北市にある角館城(古城山城・小松山城)。
戦国時代に戸沢氏が築城した山城で、本拠としていました。
1602年に戸沢氏に代わり芦名氏が入部し、芦名義勝が現在も残る城下町を整備しました。
1615年の一国一城令、1620年に廃城となり、城主は麓の屋敷に居を構えます。
1656年に芦名氏が断絶すると、秋田藩佐竹氏の所領となり一門が管理ました。
現在では城跡は古城山公園、城下町は複数の武家屋敷が残り「みちのくの小京都」として有名で、見どころとなっています。
角館城・基本情報、アクセス
所在地:〒014-1115 秋田県仙北市角館町古城山
城 主:戸沢氏、芦名氏、佐竹氏
形 式:山城
文化財史跡:重要伝統的建造物群保存地区(武家屋敷通り)
日本100名城スタンプ:該当なし
角館城・駐車場

角館城の入口奥に「古城山公園駐車場」があります。
10台程停められる広さの無料駐車場です。舗装されていない場所となります。
角館城跡・古城山公園
登城口

角館城の南側に入口があります。
車が侵入できないように柵があり、ここから歩いて城跡まで行きます。
入口から主郭部までは10~15分程掛かります。
主郭跡

角館城はほとんど遺構は残されていません。
主郭があったと思われる場所は広場となっていて、仙北市指定天然記念物の姥杉や桜の木が所々にあります。
景色

角館城の主郭奥にある一段下がった場所には四阿があり、城下町を一望する事が出来ます。
写真左側には角館の武家屋敷、奥には桧木内川沿いに並ぶ桜が一望でき、良い景観となっています。
角館城 武家屋敷・駐車場

角館の武家屋敷を見学する際は、武家屋敷北側にある「角館駐車場」を利用すると良いでしょう。
100台以上は駐車できる大きな駐車場で、1回500円で利用する事が出来ます。
また、桧木内川沿いに「仙北市営桜並木駐車場」があります。
こちらも1回500円で4月1日~11月30日の8:30~16:30の時間帯で利用できます。
角館城・武家屋敷
石黒家(市指定史跡)

武家屋敷の北側には「石黒家」があります。
石黒家は佐竹北家の財政の用人を務めた家柄で、角館で最も古い建物と云われています。
有料で内部を見学する事ができ、江戸時代の武家の暮らしぶりを見る事が出来ます。
【石黒家】
所在地:〒014-0331 秋田県仙北市角館町表町下丁1
開館時間:4月~11月 9:00~17:00・12月~3月9:00~16:00
入館料:大人(16歳以上)500円・子供(小中学生)300円
休館日:不定休
ウェブサイト:秋田・角館 武家屋敷「石黒家」
青柳家(県指定史跡)

石黒家の南側に青柳家があります。
青柳家は代々角館に居住し芦名氏に仕えていましたが、芦名氏が断絶すると佐竹北家に仕えます。
青柳家の母屋は重要文化財に指定されていて、有料で見学する事が出来ます。
主屋だけではなく、武器蔵や武家道具館、秋田郷土館、ハイカラ館など様々な施設があり、見応えがあります。
【角館歴史村 青柳家】
所在地:〒014-0331 秋田県仙北市角館町表町下丁3
開館時間:夏季 9:00~17:00・冬季 9:00~16:30
入館料:大人500円・中人300円・小人200円
休館日:年中無休
ウェブサイト:角館歴史村 青柳家|秋田・角館の武家屋敷
岩橋家(県指定史跡)

岩橋家は代々芦名氏に仕えた重臣で、芦名氏が断絶すると佐竹北家に仕えます。
家屋は中級武家の落ち着いた様子となっていて、4月10日~11月30日まで無料で見学する事が出来ます。
まとめ

【角館城・角館 武家屋敷の見どころ】
・城跡から見える角館武家屋敷と桧木内川沿いに並ぶ桜
・角館最古と云われる石黒家の武家屋敷
・武具蔵や武家道具、秋田郷土館、カフェを併設したハイカラ館など様々な施設が見学できる青柳家
ウェブサイト:武家屋敷 観光情報|仙北市
秋田県のオススメのお城:久保田城
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