新居関所の見どころ(面番所、大御門、渡船場護岸など)を紹介!

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雑記

静岡県湖西市にある新居関所。

1600年に徳川家康によって設置された関所です。

新居関所は約100年の間、幕府直轄の厳重な警備管理がされていました。

「入鉄砲と出女」と云われる、江戸に鉄砲などの武器が持ち込まれる事や、人質として江戸に置かれている大名の奥方が自国に戻る事を防いでいました。

警備の厳しさは江戸に向かう「入り女」にも手形が必要で、少しでも怪しい事があれば通行することはできませんでした。

関所内にある面番所は1854年に地震で倒壊したものを、1858年に再建されたものです。

1869年に関所は廃止され、明治時代から昭和時代の間は役場や学校として利用されました。

現在でも面番所が現存しており大御門、渡船場護岸、高札場などが整備され見どころとなっています。

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新居関所・基本情報、アクセス

所在地:〒431-0302 静岡県湖西市新居町新居1227-5

文化財史跡:国指定特別史跡

開館時間:9:00~16:30

入場料:大人400円・小人150円

休館日:月曜日(祝日の場合は開館)・年末年始(12月26日~1月2日)・8月は無休

ウェブサイト:https://www.city.kosai.shizuoka.jp/kanko_bunka_sports/kankospot/9675.html

新居関所・見どころ

大御門

復元された大御門

新居関所の入口には大御門が復元されています。

大御門は高さ5.8m、幅4.6mの高麗門形式の門で外観が黒く塗られており、威圧感があります。

大御門は明け六つ(午前6時)に開かれ、暮れ六つ(午後6時)に閉められていました。

堂々とした立ち姿は迫力があり、カッコ良いです。

面番所

江戸時代に建てられ現存している面番所

関所の中心にある建物が面番所です。

面番所は1854年に地震で倒壊した建物を、1858年に再建したものが現在に残されています。

約100年の間幕府直轄であった為、面番所には徳川家の葵の御紋が掲げられています。

面番所は当時の関所の建物が日本で唯一残されている貴重なもので、新居関所の一番の見どころです。

面番所内に再現された取り調べの様子

面番所の内部には役人の人形が並べられており、取り調べの様子が再現されています。

最初知らずに入るとビックリします。

面番所の背後には書院や役人が使用する勝手や台所などがありました。

渡船場護岸

復元された渡船場護岸

関所内には渡船場護岸が復元されれいます。

渡船場護岸は新居と対岸にある舞坂を結ぶ今切渡船の渡船場です。

現在は住宅地となっていて規模が小さくなっていますが、当時は長さが74mもありました。

護岸に打ち込まれている杭は波除けの効果があります。

旅籠紀伊国屋資料館(市指定文化財)

新居関所から100mの所にある旅籠紀国屋資料館

新居関所から100mほど西に行った所に、旅籠紀国屋資料館があります。

旅籠紀伊国屋は新居宿にあった紀州藩の御用宿で、江戸時代の様子を伝える資料館となっています。

建物自体は1874年に火災で焼失してしまいましたが明治時代に再建され、1959年まで旅籠として運営されていました。

現在残る建物は2001年に解体修理されたものとなっていて、江戸時代にタイムスリップできる場所となっています。

【旅籠紀伊国屋資料館】

所在地:〒431-0302 静岡県湖西市新居町新居1280-1

開館時間:9:00~16:30

入場料:大人210円・小人100円(新居関所との共通券あり)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館)・年末年始(12月26日~1月2日)・8月は無休

ウェブサイト:https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/kanko/spot/8958.html

まとめ

新居関所の面番所正面

新居関所は江戸時代の関所の建物(面番所)が日本で唯一残されている貴重な史跡です。

面番所を始めとする大御門、高札場、女改之長屋、渡船場護岸などが復元整備され当時の様子を見ることができます。

関所の近くには旅籠紀伊国屋資料館もあるので、合わせて見学するとより江戸時代の様子を満喫する事ができます。

新居関所ウェブサイト

 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/kanko_bunka_sports/kankospot/9675.html

旅籠紀伊国屋資料館

 https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/kanko/spot/8958.html

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