千葉県佐倉市にある佐倉武家屋敷(旧河原家住宅、旧但馬家住宅、旧武居家住宅)。
佐倉城の城下町にあり、江戸時代後期に佐倉藩士が暮らしていた武家屋敷です。
旧河原家住宅は佐倉市に残る最も古い武家屋敷で、当時の武士の暮らしぶりを見る事が出来ます。
旧但馬家住宅は当時から変わらず現在の場所に建っている武家屋敷で、内部に入って見学する事が出来ます。
旧武居家住宅は移築に伴い出土した品を展示されています。
土塁と生垣のある真っ直ぐ延びる道に武家屋敷が立ち並び、竹林の中を通るひよどり坂もあり、こちらも見どころとなっています。
佐倉家武家屋敷・基本情報、アクセス
所在地:〒285‐0016 千葉県佐倉市宮小路町57番地
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般250円・学生120円(旧堀田邸、佐倉順天堂記念館との3館共通券あり)
休館日:月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)
ウェブサイト:佐倉武家屋敷
佐倉武家屋敷・駐車場
佐倉武家屋敷(旧武居家住宅)の北側に専用駐車場があります。
10台程停められる広さの無料駐車場です。トイレは駐車場内にあります。
佐倉武家屋敷
旧河原家住宅(県指定有形文化財)
佐倉武家屋敷の見学は旧河原家住宅に受付があるので、最初に訪れます。
旧河原家住宅は茅葺屋根で壁面には白漆喰いが使用された、江戸時代の武士の邸宅です。
1845年の「河原喜右衛門江屋敷相渡帳」と云う古文書があり、その頃には建てられていたと考えられています。
土間の部分のみ入り見学する事ができ、当時の上級武士の暮らしぶりを見る事が出来ます。
旧但馬家住宅(市指定有形文化財)
旧但馬家住宅は、1821~1873年の間に建てられたと考えられていて、当時から現在の場所に変わらず保存整備されています。
幕末の天保年間(1830~1844年)には、誠心流槍術師範である井口郡内が住んでい事が判明しています。
実際に中に入って見学する事が出来て、庭を眺めながら休憩するのも良いです。
旧武居家住宅主屋(国登録有形文化財)
旧武居家住宅主屋は江戸時代後期に建てられた旧佐倉藩士の住宅で、明治時代に武居氏が取得しました。
内部には資料が展示されているので、他の二家とは違った雰囲気で、佐倉藩の事を知ることが出来ます。
ひよどり坂
武家屋敷の通りを西へ行くとひよどり坂があります。
ひよどり坂は竹林の中を通る小道で、江戸時代からほとんど変わらない場所となっています。
趣のある雰囲気で佐倉武家屋敷を訪れたら寄りたい場所です。
旧堀田邸、さくら庭園
千葉県佐倉市にある旧堀田邸。
佐倉藩最後の藩主堀田正倫が建てた邸宅で、明治23年に完成しました。
座敷棟、居間棟、書斎棟、玄関棟、湯殿、門番所、土蔵などがあり、格式高い造りで趣のある邸宅となっています。
邸宅の隣にはさくら庭園があり、藩主の邸宅に相応しい広大で、美しい場所となっていてこちらも見どころです。
旧堀田邸・基本情報、アクセス
所在地:〒285‐0025 千葉県佐倉市鏑木町274
開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
入館料:一般350円・学生170円(佐倉武家屋敷、佐倉順天堂記念館との3館共通券あり)
休館日:月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)
ウェブサイト:旧堀田邸
堀田邸・駐車場
旧堀田邸の北側に専用駐車場があります。
駐車場内の№1~14が旧堀田邸見学者用の駐車場で、旧堀田邸までは歩いて3分です。
旧堀田邸
旧堀田家住宅(国指定重要文化財)
旧堀田邸は佐倉藩最後の藩主である、堀田正倫が明治時代に建てた邸宅です。
主屋には玄関棟、座敷棟、居間棟、書斎棟、湯殿があり、畳敷の通路や座敷の格子状の欄間、桃色の壁面の化粧の間など藩主が建てた贅沢且つ品格ある屋敷を見る事が出来ます。
1910年には東宮の行啓に備えて、湯殿が増築されました。
さくら庭園(国指定名勝)
主屋の南側にはさくら庭園があります。
さくら庭園は東京巣鴨の伊藤彦右衛門が設計した庭園で、広大な敷地には芝が貼られ、松や灯籠が配置されています。
庭園側から見る旧堀田邸は趣があり、園内をゆっくり散策すると良いです。
まとめ
【佐倉武家屋敷と旧堀田邸の見どころ】
・佐倉藩の武士の暮らしぶりを見る事が出来る旧河原家住宅
・実際に畳の上に上がる事が出来る旧但馬家住宅
・明治時代に佐倉藩最後の藩主が建てた、豪快な旧堀田邸とさくら庭園
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