和歌山県岩出市にある根来城(根来寺)。
根来寺は平安時代に高野山の僧である、覚鑁が高野山に小伝法院を建てた事に始まります。
1131年に鳥羽上皇により勅願所となり、覚鑁は高野山全体に影響力を持つ程になり、根来寺が形成されて行きます。
室町時代末期には寺領72万石、1万余と云われる僧兵軍団を持ち火縄銃をも所有する一大勢力となります。
豊臣秀吉は大きな力を持つ根来寺勢力を危惧し、1585年に根来寺を攻め大師堂や大塔などの多くの建築物が焼失します。
1600年に関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康により再興され、江戸時代には紀州藩により主要な伽藍も復興されます。
現在でも根来寺には室町時代に建てられた大塔や江戸時代に建てられた大伝法堂、光明真言殿、国の名勝の庭園などがあり、見どころとなっています。
根来城・基本情報、アクセス
所在地:〒649‐6202 和歌山県岩出市根来2286
城 主:根来衆
形 式:寺院
文化財史跡:国指定史跡
日本100名城スタンプ:該当なし
根来城(根来寺)・駐車場

根来寺の入山受付の手前に駐車場があります。
50台以上は停められる広さの無料駐車場です。トイレは駐車場内にあります。
【根来寺】
所在地:〒649‐6202 和歌山県岩出市根来2286
拝観時間:4月~10月 9:10~16:30 ・ 11月~3月 9:10~16:00
入山料:大人(中学生以上)500円、小人 無料
TEL:0736‐62‐1144
ウェブサイト:新義真言宗 総本山 根来寺公式ホームページ
根来城(根来寺)・境内
伝大法堂(国重要文化財)

受付で入山料を払い真っ直ぐ進むと、伝大法堂があります。
1824年に紀州藩八代の徳川重倫により再建された根来寺の本堂です。
高さは18m、横幅は27mの入母屋造りで、内部には根来寺の再建に尽力した僧侶 法住、法恕、栄性の尊像が須弥壇に祀られています。
江戸時代に建てられた堂々とした伝大法堂は、根来寺の中心的な建物で見どころです。
大塔(国宝)

伝大法堂の隣には大塔があります。
大塔は1547年に再建された建築物で、真言密教の教義を表しています。
二重で高さは37mあり、中世に建てられた日本最大の木造国宝大塔となっています。
大塔の中に入ることもでき、高野山伝大法院大塔をそのままの形で建てられていて、根来寺で一番の見どころです。
大師堂(国重要文化財)

大塔の隣には大師堂があります。
1391年頃の建築物で、真言宗を開宗した弘法大師空海像を祀っています。
天正の兵火を免れて現在まで伝わっている貴重な建築物で、重要文化財に指定されています。
光明真言殿(国重要文化財)

根来寺の寺務所の近くに、光明真言殿があります。
1804年に建立した建物で、内部には開山興教覚鑁の尊像を安置しています。
聖天堂(国重要文化財)

光明真言殿の隣には聖天池と聖天堂があります。
聖天池には小さな島に祠が建てられていたり、奥に聖天堂、行者堂が建てられていて、落ち着いた景観となっています。
聖天堂の内部には聖天尊が安置されています。内部の見学もする事ができ、見どころとなっています。
庭園(国の名勝)

光明真言殿の奥には名勝に指定されている庭園と名草御殿があります。
江戸時代に造られた庭園には自然の滝や池があります。名草御殿は紀州徳川家から拝領した貴重な建築物となっています。
大門(国重要文化財)

根来寺から500m程南西に行った所に大門があります。
大門は総本山根来寺の総玄関で、当時は広大な敷地であった事が分かります。
二重の入母屋造りの本瓦葺きで、高さは18m、幅25m、両側には阿吽形の仁王像が安置されています。
大門は迫力があり1845年に再建された貴重な建築物で見どころです。
大門の直ぐ隣に駐車場があるので、ぜひ見ておきたい建築物です。
まとめ

【根来城(根来寺)の見どころ】
・1547年に再建され高野山大伝法院大塔を伝えている国宝の大塔
・紀州藩により再建された根来寺の本堂である伝大法堂
・風光明媚な景観の聖天池に浮かぶ聖天堂
・江戸時代に再建された高さ18m、幅25mの堂々とした大門
ウェブサイト:新義真言宗 総本山 根来寺公式ホームページ

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