鳥取城の山上の丸への登山道や見どころを紹介!

スポンサーリンク
お城

鳥取県鳥取市にある鳥取城。

鳥取城は標高263mの久松山に築かれています。

山麓部に山下の丸と云われる城域があり、近世城郭で鳥取藩の政務を司る機能があります。

山上の丸には中世の山城としての性格が強い郭で、江戸時代に天守櫓や多門櫓、月見櫓、車井戸が設けられていました。

現在では天守櫓台の石垣や本丸、二の丸の石垣、車井戸、東坂の上城門などが残され見どころとなっています。

スポンサーリンク

鳥取城・基本情報、アクセス

所在地:〒680-0011 鳥取県鳥取市東町

城 主:山名氏、吉川氏、宮部氏、池田氏

形 式:山城・平山城

文化財史跡:国指定史跡

日本100名城スタンプ:仁風閣・鳥取県県立博物館・鳥取市役所本庁舎1F

鳥取城・山上の丸 登山道

登山口

鳥取城山上の丸への案内図(現地案内板より)

登山口は鳥取城の山下の丸内にある二の丸の東側、天球丸の北側にあります。(中坂コース)

鳥取県立鳥取西高校の横にある長田神社からも行くことが出来ます。(東坂コース)

山上の丸への登山口(二の丸、天球丸横)

二の丸東側の中坂コースは登山口から山上の丸までは30~40分程掛かります。

東坂コースだと60分~80分掛かります。

登山道

中坂コースの登山道

中坂コースは石段や急な坂道がつづら折れになっていて、山上の丸までずっと続きます。

尾根道などのなだらかな道はないので、かなり体力が必要です。

中坂稲荷

中坂コースの途中にある中坂稲荷

中坂コースの途中には中坂稲荷があります。

中坂稲荷にはお社が建っていて休憩ポイントとなっています。

中坂稲荷が山上の丸までの中間地点となっています。

山伏の井戸

中坂コースにある山伏の井戸

中坂コースには現在の場所が何合目かの案内板が設置されているので、目安になります。

中坂稲荷の先には山伏の井戸がありますが、どのような井戸なのか詳細は分かりません。

ここまで来れば山上の丸まではもう一息です。

鳥取城・山上の丸 縄張り図

鳥取城山上の丸の縄張り図(現地案内板より)

鳥取城の山上の丸は標高263mの久松山の山頂部に築かれています。

山頂部を数段に分けて切り開き、最高所に本丸が置いて尾根伝いの東側へ二の丸、三の丸があります。

本丸の一段下の西側、南側には出丸、東側の尾根の先には十神砦があり、防備を強化しています。

鳥取城・山上の丸(二の丸)

石段

二の丸と本丸の間にある石段

二の丸と本丸の間には石段が築かれています。

石段がいつ築かれたものかは分かりませんが、本丸や二の丸へと上へ登って行く様は風格が感じられます。

石垣

二の丸の南側の石垣

二の丸の南側壁面には石垣が築かれています。

石垣は一部崩れている箇所もありますが、山頂部に積まれている光景は見入ってしまいます。

二の丸内部

二の丸内部の様子

山上の丸の二の丸は本丸と三の丸の間にあります。

二の丸の標高は255mの位置にあり、現在は古びた建物が残されています。

鳥取城・山上の丸(本丸)

石垣

本丸南東側の石垣

本丸と二の丸の間にある石段からは、本丸南東側の石垣を見る事が出来ます。

二の丸の石垣と同様に崩れてしまっている場所もありますが、現在でも大部分の石垣が残されています。

本丸南東側の石垣は山上の丸で最も石垣が良く見る事ができ、山頂に築かれた光景は壮観で見どころです。

虎口跡

本丸東側の虎口跡

本丸の東側に虎口跡があります。

虎口は上下2段に石段が築かれていて、中間部分には平場が設けられています。

当時は門が建てられていたと思われ、厳重な虎口であったと推定されます。

車井戸

本丸内にある車井戸

本丸には車井戸があります。

車井戸は1602年に池田長吉が3年の歳月を掛けて築いたと伝わり、山上の丸の貴重な水源であったと思われます。

当時の本丸内には天守や月見櫓や多門櫓、走櫓などの建物があり、御天守奉行が滞在していました。

天守台

鳥取城の天守が建てられていた天守台

本丸の西側に天守台があります。

宮部継潤が城主の時に本丸に三重の天守が築かれ、池田長吉が城主の時に二重の天守に改築された云われています。

絵図を見ると天守の屋根は茶色で描かれているので、杮葺きであったと考えられていて、1692年の落雷で焼失してからは再建される事はありませんでした。

天守台内部の穴蔵跡と景色

天守台は1辺が約10間(20m)あり、鳥取城内で最大級の大きさとなっています。

中央には穴蔵があり貯蔵庫として利用されていたと推定され、南東側には付櫓もあったとされています。

天守台からは鳥取の街や日本海、鳥取砂丘などが一望でき、絶景となっています。

鳥取城最大級の天守台は現在でも石垣が残り、大きく迫力があり絶景と合わせて見どころとなっています。

鳥取城・山上の丸(三の丸)

東坂の上城門

三の丸の虎口跡の石垣

二の丸の東側に三の丸があります。

三の丸は標高251mで二の丸よりも一段低い場所にあります。

三の丸には東坂の上城門と呼ばれる虎口跡があり、現在でも両側に石垣が残されていて当時の様子を伺い知ることが出来ます。

登り石垣が付属していると云われる東坂の上城門は石垣が残されていて、見どころです。

まとめ

本丸から見る出丸と鳥取の町並み

【鳥取城の見どころ】

本丸西側の三重(二重)の天守が建てられていた、鳥取城内最大級の櫓台である天守台

本丸や天守台から鳥取の街並みや日本海、鳥取砂丘を一望できる絶景

山上に築かれた壮観な本丸南東側の石垣

三の丸の虎口跡であり、現在でも石垣が残る東坂の上城門

ウェブサイト:国指定史跡「史跡鳥取城跡附太閤ヶ平」にようこそ!|鳥取市

鳥取県のオススメのお城:鳥取城米子城羽衣石城尾高城河原城布勢天神山城

コメント

タイトルとURLをコピーしました