安宅八幡山城の駐車場や見どころを紹介!

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お城

和歌山県西牟婁郡白浜町にある安宅八幡山城。

熊野水軍である安宅氏の居館の詰の城として築かれた山城です。

発掘調査から出土した遺物から、15世紀後半から16世紀初め頃まで機能していたと推定され、火災があった後からは、使用されていないとされています。

八幡山城から南へ500m程の所にある安宅氏本拠の安宅氏居館は、12世紀から17世紀初め頃まで機能していました。

現在城跡は、国の史跡に指定され、一の曲輪や二の曲輪、横堀、堀切、土塁などが残され見どころとなっています。

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安宅八幡山城・基本情報、アクセス

所在地:〒649‐2522 和歌山県西牟婁郡白浜町矢田555

城主:安宅氏

形 式:山城

文化財史跡:国指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

安宅八幡山城・駐車場

八幡神社の駐車場

安宅八幡山城の専用駐車場はありません。

安宅八幡山城の麓にある八幡神社の駐車場を借りると良いでしょう。

10台程停められる無料駐車場です。トイレは八幡神社にあります。

安宅八幡山城・縄張り図

安宅八幡山城縄張り図(現地案内板より)

安宅八幡山城は安宅氏居館から北側に500m程の所にある、標高80mの尾根上に築かれた山城です。

居館の詰の城として機能し、南北200m、東西120m程の規模で、西側には日置川が流れています。

頂部に一の曲輪(主郭)、西側の一段下がった場所に二の曲輪、南側に三の曲輪が配置され、各曲輪間は堀切や横堀で遮断され、敵の侵入を防いでいます。

安宅八幡山城・登山口

安宅八幡山城の登山口に立つ説明板

安宅八幡山城の西側に登山口があります。

登山口から一の曲輪(主郭)までは歩いて15~20分程で行くことが出来ます。

登山道は比較的整備されているので、手軽に見学する事が出来ます。

安宅八幡山城・二の曲輪

横堀

二の曲輪の下部にある横堀

二の曲輪の下側に横堀が築かれています。

横堀は幅が4~5m程あり、二の曲輪の西側に100m程に渡り築かれています。

横堀は途中で折れて竪堀となって斜面を落ちていき、良好に残されていて見どころです。

二の曲輪内部

二の曲輪の内部の様子

二の曲輪は一の曲輪の西側と南側にあり、L字型の形をしています。

現在でも外周部には高さ1~2m程の土塁が残されていて、見応えがあります。

発掘調査により虎口部分では石積み、土塁の中間部からは階段の遺構が確認され、多くの出土物が発見されています。

堀切

二の曲輪と三の曲輪の間に築かれている堀切

二の曲輪と三の曲輪の間には堀切が築かれています。

堀切は深さが3~4m、深さが3~4m程あり、三の曲輪から迫る敵に備えています。

安宅八幡山城・一の曲輪

横堀

一の曲輪の北側に築かれている横堀

一の曲輪の北側には横堀が築かれています。

横堀と思われすが帯曲輪のようにも感じられる場所となっています。

更に北側には屈曲する城内最大の堀切が築かれていて、敵を寄せ付けないようになっています。

一の曲輪内部

土塁に囲まれている一の曲輪内部

八幡山城の一番高い場所に一の曲輪があります。

一の曲輪は楕円型で外周部は高さ3m程の土塁で囲まれています。

現在は小さな祠が安置されています。

安宅八幡山城・三の曲輪

堀切

三の曲輪の南側の堀切

二の曲輪の南側にすり鉢状の三の曲輪があります。

二の曲輪とは土橋で繋がっていて、三の曲輪の南側には深さ3m程の堀切が築かれています。

堀切は所々岩肌が剥き出しで、良好に残されていて見どころです。

まとめ

安宅八幡山城の西側に流れる日置川

【安宅八幡山城の見どころ】

二の曲輪の下部に築かれている全長100m以上で途中竪堀に繋がっている横堀

三の曲輪の南側に築かれている岩肌が剥き出しで深さ3m程の堀切

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