滋賀県東近江市にある五箇荘近江商人屋敷。
近江商人とは近江(現在の滋賀県)に本拠地を置く商人の事で、特に近江八幡や日野、五箇荘が有名です。
五箇荘は江戸時代後期から明治時代に活躍し、呉服や麻布などの繊維関係が主でした。
現在でも重要伝統的建築物群保存地区の五箇荘金堂町には古い町並みが広がっており「近江商人屋敷中江準五郎邸」、「近江商人屋敷外村繁邸」などが見学する事ができます。
少し離れた場所にも「近江商人屋敷藤井彦四郎邸」も豪快な邸宅となっていて見学する事が可能です。
五箇荘 近江商人屋敷・駐車場
「近江商人屋敷中江準五郎邸」、「近江商人屋敷外村繁邸」のある重要伝統的建築物群保存地区の南西側に五箇荘金堂駐車場があります。
30台以上は停められる広さの無料駐車場があります。
近江商人屋敷 中江準五郎邸
近江商人屋敷中江準五郎邸は、戦前に朝鮮や中国等に20数店の百貨店を経営した三中井一族の中江準五郎の本邸です。
1905年に朝鮮で三中井商店を開き、1934年に株式会社三中井百貨店を設立し、後に百貨店王とも呼ばれるまでになりました。
屋敷の敷地内にある蔵では、滋賀県の郷土民芸品である小幡人形を始めとし、日本全国の人形が展示されています。
また、敷地内には庭園もあり、池の周りを散策する事もできます。
【近江商人屋敷 中江準五郎邸】
所在地:〒529‐1405 滋賀県東近江市五箇荘金堂町643
営業時間:10:00~16:30
料 金:大人400円・小人200円(3館共通券有り 外村繁邸・中江準五郎邸・藤井彦四郎邸)
定休日:月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月28日~1月4日)
ウェブサイト:近江商人屋敷 中江準五郎邸
近江商人屋敷 外村繁邸
外村繁は滋賀県を代表する小説家で、近江商人や自らの人生をつづった作品(草筏、筏、花筏など)が有名です。
門を入ると邸宅の前を流れる水路の水を取り入れた川戸(水屋)があり、邸宅の2階からは綺麗な庭園を眺める事ができます。
蔵の1階には外村繁に関する品々が多数展示されていて、蔵の2階には昔の古い箪笥が多数置かれています。
本邸1階にある土間には昔ながらの釜戸や風呂などがあり、普段中々目にすることができない景色が広がっています。
【近江商人屋敷 外村繁邸(文学館)】
所在地:〒529‐1405 滋賀県東近江市五箇荘金堂町631
営業時間:10:00~16:30
料 金:大人400円・小人200円(3館共通券有り 外村繁邸・中江準五郎邸・藤井彦四郎邸)
定休日:月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月28日~1月4日)
ウェブサイト:近江商人屋敷 外村繁邸
近江商人屋敷 藤井彦四郎邸
駐車場
近江商人屋敷 藤井彦四郎邸の北東側に駐車場があります。
20台程停められる広さの無料駐車場です。
「近江商人屋敷中江準五郎邸」、「近江商人屋敷外村繁邸」から離れた場所にあるので、車で移動すると良いです。
邸内
藤井彦四郎はスキー毛糸や小町糸などの繊維業で成功し、日本の化学繊維の礎を築いた実業家です。
藤井彦四郎の生家が資料館となっていて、敷地内には客殿、名勝の庭園、土蔵、洋館などがあります。
邸内は1~9番と順番に見学していく事になり、最初は広々とした和室が広がっています。
まるで城郭にある御殿のような部屋となっていて、眼前には名勝に指定されている池泉回遊式庭園が広がっています。
スケールが凄くて個人の家とは思えない程の豪邸です。
順路に従い先に進んで行くと、和室とは打って変わって洋館があります。
落ち着いた赤い絨毯がひかれた室内には、洋風のテーブルやイス、100年前のピアノなどがあります。
先程の和室やこの洋館では映画の撮影でも使用されていて、とても趣がある場所となっています。
【近江商人屋敷 藤井彦四郎邸】
所在地:〒529‐1404 滋賀県東近江市宮荘町681
営業時間:10:00~16:30
料 金:大人400円・小人200円(3館共通券有り 外村繁邸・中江準五郎邸・藤井彦四郎邸)
定休日:月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月28日~1月4日)
ウェブサイト:近江商人屋敷 藤井彦四郎邸
まとめ
近江商人屋敷金堂の古い町並みには「外村繁邸」・「中江準五郎邸」、少し離れた場所の宮荘には「藤井彦四郎邸」があり、貴重なお屋敷は必見です。
屋敷だけではなく近江商人に関する様々な資料が展示されている「東近江市近江商人博物館」もあるので、詳しく知りたい場合は見学すると良いでしょう。(4館共通券もあります)
ウェブサイト:東近江市近江商人屋敷
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