長崎県平戸氏にある松浦史料博物館。
平戸や長崎県北を治めていた平戸藩主に関する資料が展示されている博物館です。
松浦氏は古くは檀の浦の戦いで平氏方として水軍を率いて戦い、鎌倉時代には蒙古襲来でも戦った歴史があります。
室町時代には松浦党内で勢力を拡大し、豊臣秀吉の九州平定時に平戸周囲の領地が認められました。
江戸時代にはオランダやイギリスと貿易を行い経済や文化の発展が行われました。
松浦史料博物館・基本情報、アクセス
所在地:〒859-5152 長崎県平戸市鏡川町12
開館時間:8:30~17:30
入館料:個人660円、小・中・高生330円
休館日:年末年始(12月29日~1月1日)
ウェブサイト:松浦史料博物館
松浦史料博物館・駐車場
松浦史料博物館の直ぐ隣に専用駐車場があります。
数台停められる小さな駐車場で、この駐車場に行くためには道幅が狭い坂道を登って行かなければなりません。
南側にある「平戸交流広場駐車場」を利用した方が良いかと思います。
松浦史料博物館
松浦史料博物館のある場所は、江戸時代初期に平戸藩の藩庁があった場所です。
1613年に平戸城が完成直前に幕府からの嫌疑を晴らすために城に自ら火を放ち焼失した為、平戸港を見下ろすこの場所に「中の館」を建てました。
現在でも石垣や土塀があり、城郭のような雰囲気となっています。
松浦史料博物館は1893年に建てられた松浦氏の私邸で県有形文化財に指定されています。
また、オランダやイギリスと貿易をしていた時には、ウィリアムアダムスをはじめとする各国の要人が訪れました。
館内は広く松浦氏が愛用した美術品や甲冑、書物などが多数展示されているので、平戸城とセットで見る事をオススメします。
平戸オランダ商館
平戸オランダ商館は1609年~1641年までの間平戸藩が日本で唯一オランダと貿易を行っていた場所です。
1641年に幕府の命令により商館は取り壊されてしまいますが、2011年に当時の倉庫を忠実に復元され、オランダとの貿易に関する資料が展示されています。
【平戸オランダ商館】
所在地:〒859-5104 長崎県平戸市大久保町2477
開館時間:8:30~17:30
入館料:大人310円、子ども210円
休館日:6月 第3火、水、木
ウェブサイト:【公式】平戸オランダ商館ホームページ
平戸オランダ商館・駐車場
平戸オランダ商館に駐車場はないので、近くにある「平戸交流広場駐車場」を使用すると良いでしょう。
59台程停められる広さの有料駐車場で、トイレは駐車場内にあります。
【平戸交流広場駐車場】
平戸オランダ商館の周囲にはオランダ坂や、オランダ井戸などの遺構があります。
オランダ坂は1618年に築造された塀で、砂石積んだものに貝殻や石灰を混ぜて作った漆喰状のものを塗っています。
高さは2m、長さ30m程で倉庫や火薬庫、病院等の目隠しとして造られました。
まとめ
【松浦史料博物館、平戸オランダ商館の見どころ】
・松浦当主の私邸を利用し、平戸藩主である松浦氏に関する品々が多数展示されている松浦史料博物館
・江戸時代初期のオランダ商館の倉庫が忠実に復元され、オランダ貿易に関する資料が展示されている平戸オランダ商館
ウェブサイト:松浦史料博物館・【公式】平戸オランダ商館ホームページ
コメント