兼六園の駐車場や徽軫灯籠、唐崎松などの見どころを紹介!

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雑記

石川県金沢市にある兼六園。

水戸の偕楽園、岡山の後楽園と共に日本三名園のひとつに数えられている大名庭園です。

1676年、5代藩主である前田綱紀が作事所を金沢城内に移し、自身の別荘を建てたことが始まりです。

周囲に築庭された庭園は「蓮池庭」と云われ、客人や藩の重臣たちとの接待に使用され、宴や風流を楽しむ場所となりました。

1759年に大火により一部が焼失してしまいますが、1774年に11代藩主治脩により夕顔亭や内橋亭などが建てられました。

1792年に藩校 明倫堂と経武館が建てられますが、1822年に12代藩主の斉広が藩校を移築させ、竹沢御殿を築き、兼六園と名付けました。

1863年に母真龍院の隠居所として巽御殿(現在の成巽閣)が建てられました。

現在では特別名勝に指定され、徽軫灯籠や唐崎松、成巽閣や四季折々の景観を楽しむ事ができ、金沢を代表する観光地となっています。

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兼六園・基本情報、アクセス

所在地:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1

開園時間:3月1日~10月15日 7:00~18:00(最終入園は17:30まで)

     10月16日~2月末日 8:00~17:00(最終入園は16:30まで)

入園料:大人320円・小人100円

休園日:年中無休(時雨亭は12月29日~1月3日の間は休み)

ウェブサイト:特別名勝 兼六園

兼六園・駐車場

金沢城の東側に「兼六駐車場」があります。

「兼六駐車場」は金沢城と兼六園に近く大きな駐車場ですが、最初の1時間350円でその後30分毎に150円と割高です。(最大料金は22:00~翌8:00までの間であれば1060円)

トイレは駐車場内にあり、1Fには休憩所や金沢観光案内パンフレットなども置いてあります。

金沢城から少し離れますが、「石引駐車場」なら最初の1時間は30分毎に100円、以降1時間毎に100円と良心的です。

兼六園・園内

茶店通り

長屋が立ち並び江戸町があった場所

兼六園の入口にはたくさんのお店が並んでいます。

お土産や一息つけるカフェ、食事ができるお店があり、多くの人で賑わっている場所です。

2代将軍徳川秀忠の娘珠姫が輿入れする際に、江戸から来た300人のお供が住むために長屋が建てられ、江戸町と呼ばれていました。

徽軫灯籠(ことじとうろう)

徽軫灯籠と霞ケ池

兼六園を代表する景観にあるのが、徽軫灯籠(ことじとうろう)です。

徽軫燈籠は足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)から名付けられていると云われています。

霞ケ池に佇む徽軫灯籠や奥に見える内橋亭は風流で見どころです。

唐崎松

霞ケ池にまで枝が延びる大きな唐崎松

霞ケ池の北側に目を引く大きな松が唐崎松です。

13代藩主の斉泰が近江八景の唐崎松から種子を取り寄せて育てた黒松です。

冬には枝が折れないように雪吊りが施され、こちらも兼六園を代表する景観のひとつとなっています。

七福神山

福寿山とも云われている七福神山

上坂口の近くに七福神山があります。

1822年に建てられた竹沢御殿に付随した庭園で、自然石を七福神に見立てて配置されています。

手前の小さな川や築山にある松もあり、綺麗な景観でご利益がありそうな庭園となっています。

明治紀念之標

日本武尊命像の両側には京都の東西両本願寺から移されている赤松がある

七福神山の隣には明治紀念之標があります。

日本武尊命像と石川県戦士尽忠碑があり、西南戦争で戦死した軍人の霊を慰めています。

日本武尊命像は身長が5.5mあり、日本で最初に造られた銅像と云われています。

レンガ塀

明治時代に造られたレンガ塀

石川県立伝統産業工芸館の隣にはレンガ塀があります。

1909年に大正天皇が北陸行幸となった際に、宿泊場所となった成巽閣の改修の際に造られたレンガ塀です。

当時は118mの長さがある、イギリス積みの長大なレンガ塀でした。

成巽閣(重要文化財)

二階建ての杮葺きの成巽閣

兼六園の南側には成巽閣があります。

1863年に13代藩主である斉泰が母堂 真龍院の隠居所として建てられました。

内部には華やかで格式高い謁見の間や御寝所の亀の間、二階には色鮮やかな群青の間などがあり、武家の書院造りを見る事ができて見どころです。

【成巽閣】

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

入館料:一般、大学生700円・中高生300円・小学生250円

休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月2日)

ウェブサイト:成巽閣

時雨亭

抹茶を楽しむ事ができる時雨亭

兼六園内には時雨亭があります。

時雨亭は1676年に5代藩主綱紀は園内に蓮池御亭を建て、6代藩主吉徳により立て替えられますが、藩政後期には時雨亭と呼ばれました。

現在の時雨亭は2000年に復元したもので、抹茶や煎茶を頂くことが出来ます。

【時雨亭】

利用時間:9:00~16:30(最終受付は16:00まで)

呈茶代金:抹茶730円(上生菓子付き)・煎茶310円(和菓子付き)

休館日:年末年始(12月29日~1月3日)

栄螺山

石垣が築かれている栄螺山

霞ケ池を掘った時の土で造られたのが栄螺山です。

登り道が螺旋状になっていることから栄螺山と名付けられていて、頂上には避雨亭と呼ばれる傘があります。

頂上からは霞ケ池を一望する事ができて、良い景色となっています。

夕顔亭

藩政時代は滝見の御亭と呼ばれていた夕顔亭

瓢池の隣には夕顔亭があります。

1774年に建てられた茶室で、袖壁に夕顔(瓢箪)の透かし彫りがあるので夕顔亭と名付けられました。

小さいながら茅葺きの屋根が特徴的で古風な茶室となっています。

まとめ

1837年に造られた霞ケ池

兼六園は徽軫灯籠越し見る霞ケ池や大きく迫力のある唐崎松、華やかな成巽閣等見どころが多数あります。

園内にには菊桜や梅林、紅葉、雪吊りなど四季により違った景色を見る事ができるので、何度でも楽しむ事ができる庭園となっています。

ウェブサイト:特別名勝 兼六園

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