有楽苑の国宝茶室如庵や旧正伝院書院などの見どころを紹介!

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雑記

愛知県犬山市にある日本庭園 有楽苑。

昭和時代の建築家堀口捨己が監修し築造された日本庭園です。

苑内には国宝に指定されている茶室如庵が移築現存しています。

茶室如庵は織田信長の弟であり茶人である織田有楽斎が京都の建仁寺に建てた茶室で、国宝茶室三名席のひとつに数えられています。

旧正伝院書院は茶室如庵に隣接して建てられている織田有楽斎の隠居所で、重要文化財に指定されています。

苑内は綺麗に整備された日本庭園となっていて犬山城の賑やかな雰囲気とは変わって、落ち着いた場所となっています。

また、織田有楽斎が大坂に建てた茶室元庵が復元されている他、徳源寺の唐門などもあります。

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有楽苑・基本情報、アクセス

所在地:〒484-0081 愛知県犬山市犬山御門先1番地

開館時間:9:30~17:00(入苑は16:30まで)

入苑料:大人1200円・小人600円(犬山城とのセット券あり)

休苑日:水曜日、年末年始(12月29日~1月1日)

ウェブサイト:日本庭園 有楽苑

有楽苑・駐車場

有楽苑の西側に「ホテルインディゴ犬山有楽苑駐車場」があります。

40台程停められる無料駐車場で、日本庭園 有楽苑に隣接するホテルと共用となっています。

有楽苑・苑内

入口

有楽苑の入口

駐車場から奥に進んで行くと有楽苑の入口があります。

駐車場から入口までは綺麗に整備されていて、気持ちが良いです。

徳源寺 唐門

源徳寺の唐門

駐車場に行くまでの道には唐門があります。

奈良県大宇陀町の織田家の菩提寺 徳源禅寺に建てられていた山門を移築したもので、明治時代に三井家大磯別邸に移されていたものが如庵と共に現在地に移築されました。

屋根は檜皮葺の風格ある唐門となっています。

岩栖門

武家屋敷の門としてされていた岩栖門

苑内に入り順路を進んで行くと岩栖門があります。

室町時代に細川満元が京都新町頭に建てた武家屋敷の唐門と伝えられています。

こちらも屋根は檜皮葺で船底天井と云われる変わった形式の唐門となっています。

日本庭園

松や桜が植えられている日本庭園

苑内には様々な植物があり散策路も綺麗に整備されています。

春には桜、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の風景を楽しむことが出来ます。

犬山城の活気ある雰囲気とは打って変わって落ち着いた場所となっています。

如庵(国宝)

国宝如庵の入口に建つ萱門

苑内の中心に国宝如庵があります。

入口には三井家の大磯別邸にあった千家写しの門が建てられています。

門の高さが低く造られていて頭を下げて入るようになっています。

織田有楽斎が晩年に建立した国宝に指定されている如庵

国宝如庵は織田信長の実弟であり茶人である織田有楽斎が、1618年に京都の建仁寺境内に建てた茶室です。

屋根は柿葺きで外壁は土壁、窓の格子は竹で造られています。内部は通常見る事が出来ませんが、特別見学会の時に見る事が出来ます。

江戸時代初期に建てられた国宝茶室三名席にひとつに数えられる如庵は趣があり、見どころです。

旧正伝院書院(重要文化財)

織田有楽斎の隠居所である旧正伝院書院

如庵の隣には旧正伝院書院があります。

1618年如庵に隣接した建てられた織田有楽斎の隠居所で、重要文化財に指定されています。

内部には長谷川等伯や狩野山雪が描いた襖絵があり、外から見学できるようになっています。

落ち着き幽玄の雰囲気を感じる事ができる旧正伝院書院は見どころです。

元庵

織田有楽斎が大坂に建てた茶室を復元した元庵

苑内にある元庵は織田有楽斎が大坂の満天に構えた茶室を復元したものです。

内部の茶室は三畳台目で奥深い間取りとなっていて、復元ですが趣ある雰囲気となっています。

まとめ

お茶を楽しむ事が出来る弘庵

【有楽苑の見どころ】

織田信長の弟である織田有楽斎が建立し、国宝茶室三名席にひとつに数えられる国宝の如庵

織田有楽斎の隠居所で、貴重な襖絵を見る事が出来る旧正伝院書院

綺麗に整備され四季折々の植物を鑑賞する事が出来る、落ち着きある日本庭園

ウェブサイト:日本庭園 有楽苑

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