静岡県浜松市の気賀関所です。
1601年に徳川家康により設置された関所で、東海道三大関所(箱根関所、新居関所)のひとつに数えられています。
冠木門の先にある、関所内部には本番所、女改め、向番所、遠見番所があり、通行人を調べていました。
「入り鉄砲に出女」といわれるように、江戸に鉄砲が持ち込まれないように、人質として江戸に住まわせている大名の妻子などが逃げないように関所で取り締まられていました。
現在では、冠木門、本番所、女改め、向い番所、遠見番所が復元され、当時の関所の様子を見ることができます。
気賀関所・基本情報、アクセス
所在地:〒431-1305 静岡県浜松市北区細江町気賀4577
拝観時間:9:00~16:30
休館日:年中無休
入館料:大人150円・小人無料
気賀関所・駐車場
気賀関所の西側に駐車場があります。
30台程駐められる無料駐車場です。
駐車場の近くには、奥浜名湖田園空間博物館総合案内所があり、地域の特産品が販売されています。
気賀関所・冠木門
気賀関所は東側に料金所があるので、料金を支払います。
料金所の横には冠木門が復元されていて、当時は東御門又は、大門と呼ばれていました。
門は毎日朝の6時に開け、夕方6時に閉めていました。
門の両側に葵の御門の提灯があるので、江戸時代の雰囲気が伝わってきます。
気賀関所・本番所
冠木門を通ると右手に本番所があります。
気賀関所では、旗本近藤家が取り調べを拝命しており、番頭2名、平番4~5名が交代で、通行人の取り調べを行っていました。
本番所の内部には人形が設置されているので、知らないとびっくりします!
当時の様子が再現されているので、分りやすく良いです。
気賀関所・向番所
本番所の向い側に向番所があります。
向番所は、足軽や中間、門番などが見張りをしながら休息した場所で、雨や雪等の時に女改めが行われました。
女改めは女手形に記されている、年齢や姿が一致されているか確認しました。
もし、違った場合には関所を通る事ができませんでした。
向番所には牢屋もあります。
関所に牢屋があるのは珍しく、取り調べにより疑いのある者を入れていたと思われます。
ちなみに中に入る事ができません。
気賀関所・遠見番所
向番所の隣には遠見番所があります。
遠見番所は関所の南側に設置されていて、文字通り遠くを見張るために使用されていました。
遠見番所の櫓部分に登る事ができます。
遠見番所からは関所を見下ろす事ができます。
気賀関所・姫様館
関所の西側には姫様館と云われる資料館があります。
内部には江戸時代に使用された駕籠や、宿札など関所に関する物が展示されています。
気賀関所・要害堀
関所の外の南西側には要害堀があります。
堀の深さは1m、幅も1m程で、L字の形になっています。
お城のような雰囲気もちょっとだけあります。
最後に
気賀関所は江戸時代の関所が忠実に再現されています。
本番所を初めとした建築物内には人形が設置されていて、当時の様子を知ることができます。
気賀関所ウェブサイト
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